ソファーを買う時に高いものと、安いものでは結構な値段の差がありますよね。どれを買ったらいいか迷った時に、高価なソファーが何故高いのか、その理由を知っておけば、価格に見合った高品質なものを見抜けます。ソファーを買うときはポイントを店員に聞いて、高いソファーと安いソファーをしっかりと見極めましょう。
高いソファーは皮の面積が広く、接合されていない。
レザーの使用範囲をチェックしよう
まずソファーの値段を大きく左右するのは、ソファーの素材です。一般的にソファーの表面に使われる素材には、レザー、そして合皮などのフェイクレザー、そしてファブリック(布)があります。ファブリック製でも高価なものはありますが、傾向として最も高額なのはレザー、そしてフェイクレザーとファブリックは同程度の価格となっています。天然素材のレザーを使っているものでも高額なものと、それほど高額ではないものがありますが、高価なソファーはレザーを使っている部分が広いです。レザーを謳いながら内面や背面にはレザーを使っていないものもあるので、そこをまずチェックしましょう。
一枚レザーでできているソファーは特に高価
そしてレザーでも1枚のレザーでソファー全体を覆っているものは高価になる傾向があります。それは小さなレザーを接合してソファーの表面に使っているものは、接合面から糸が解れていってしまうので、一枚のレザーで出来ているソファーよりも丈夫ではありません。レザーを使っている割合と、一枚あたりの大きさをまずはチェックしましょう。
高いソファーは座った時の感触や戻り具合が違う
ウレタンの密度で座り心地が変わる
そして表面の素材の次にチェックするのはソファーの内部です。様々な座り心地のソファーがありますが、その座り心地を左右するポイントは、ウレタンの密度とスプリングの量や巻き方です。
ウレタンの密度が高ければ高いほど、反発力が強く座った後もしっかりと形が戻ってソファーの弾力性が長持ちをします。ウレタンの密度が低いものだと、ずっと使っているとウレタンもしぼんでしまい、弾力性が無くなって座り心地も悪くなるので、ウレタンの量をよくチェックするようにしましょう。軽く持ち上げてみて中がスカスカで軽いソファには気をつけた方が良いかもしれません。
スプリングの形も重要
またスプリングがきちんと入っているのかという点と、その入っているスプリングの形も把握しておきましょう。ソファー内のスプリングにはS字型スプリングやコイルスプリングなどの種類があり、衝撃を吸収して弾力性を保ってくれます。
スプリングに関しては、形状で体重が分散しやすい、柔軟性があるなどの特徴が違ってきますが、品質の高い金属を使っていないものは、錆びたりして劣化が早く、結果として金属がちぎれてしまい中から飛び出したり、ウレタンを傷つけてしまうこともあります。良いスプリングを使っているかを気にするようにしましょう。
高いソファーはフレームもしっかりとしている
フレームの素材は大切なポイント
そして最後のチェックポイントはフレームです。ソファーは一度に数人が座ることも多いので、最大で数百キロの重量に耐える剛性を持っていなくてはいけません。その剛性を左右するフレームの素材に何が使われているのか。そこも品質を見極めるのに重要なポイントとなります。
人気なのは無垢材でできたフレーム
まず見た目に雰囲気があり、ぬくもりを感じさせてくれる木のフレームは人気が高いです。その木のフレームも無垢材で出来ているのか、それとも合板で出来ているのかで剛性が違ってきます。
無垢材は一本の木を削って作られているので頑丈ですが、合板はいくつかの木材を接合して作られています。合板は安価ですが、何本かの木を接合しているので、剛性では無垢材に劣ります。
そして金属フレームのソファーは剛性はありますが、見た目の雰囲気の面で、木のフレームより愛好者はそれほど多くありません。それ以外にフレームレスのソファーもあります。こういったソファーのフレームは剛性や弾力性、そして見た目の好みで選ぶ人が多いです。
まとめ
高額なソファーにはきちんと値段が高いだけの理由があり、座り心地だけでなく、長持ちするかどうかの耐久性の差が特に大きくなっています。ソファーは十年以上使うことが多いものなので、機能性と価格が見合ったものを選ぶようにしましょう。