普段あまりコーヒーショップに行く機会がなかったり、
特定のコーヒーばかり飲んでいる人の中には「カフェラテとカプチーノの差がわからない!」「ドリップコーヒーとアメリカンコーヒーってどう違うの?」と疑問を抱えている人も少なくないでしょう。
名前だけ聞いてもどんなコーヒーかパッと思い浮かばないし、
写真だけ見てもなんとなく似てるし…
カフェでレジに並んだ時に、悩んでしまった方も多いのでは?
今さら人に聞けないコーヒーの種類について、
ここでコッソリおさらいしておきましょう。
家庭やオフィスでもおなじみ、気軽に飲めるドリップコーヒー
家庭やオフィスなどでも簡単に作れる、一番身近なスタイルのコーヒーです。最近は、コンビ二でも本格的なドリップコーヒーが飲めるようになりましたね。
ブレンド/ストレート
焙煎して挽いたコーヒー豆にお湯を注ぎ、ペーパーやネルでろ過したコーヒーです。ブレンドは2種類以上の豆を混ぜたもの、ストレートは1種類の豆だけを使ったものです。
カフェオレ
ドリップコーヒーと温めたミルクを1:1で混ぜたコーヒーで、フランスで特に好まれる飲み方です。
アメリカン
アメリカで好まれる浅煎り豆を使ったドリップコーヒーで、普通のドリップコーヒーをお湯で薄めたものではありません。豆の炒り方が浅いので色が薄く、酸味が強いのが特徴です。
(一部の飲食店では、普通のドリップコーヒーを薄めたものを指してアメリカンコーヒーということもあります)
なお、「アメリカンコーヒー」は和製英語です。アメリカで「アメリカンコーヒーください」と言っても通じないのでご注意ください!
アレンジコーヒーの味付けに欠かせない、ミルクの種類
エスプレッソ系コーヒーの前に、アレンジコーヒーに欠かせないミルクの種類についてご紹介します。
蒸気で温めながらふわふわに泡立てられたミルクの泡の部分が「フォームドミルク」で、特にカプチーノなどでは見た目や味わいを左右する重要な要素になります。
蒸気で温めたミルクの泡と液体が混ざったものが「スチームドミルク」です。蒸気の水分がミルクに加わってミルクの甘さがすこし抑えられるのが特徴で、カフェラテなどでおなじみの存在です。
カフェオレなどには、蒸気を使わずそのまま温めただけのミルクを加えます。
カロリーを抑えたいなら、牛乳の代わりにソイミルク(豆乳)を使ってもよいでしょう。
アレンジコーヒーの基本!種類が多いエスプレッソコーヒー系
コーヒーショップでおなじみのアレンジコーヒーは、ほとんどがエスプレッソがベースになるんです。
エスプレッソ
細かく挽いた深煎り豆を使い、専用のマシンで気圧をかけて抽出したコーヒーです。ドリップコーヒーに比べて濃度が高く、たいていは小さなデミタスカップで供されます。
カフェラテ
エスプレッソにスチームドミルクを加えたコーヒーです。
カフェモカ
カフェラテにチョコレートシロップを加えたコーヒーです。豆の種類「モカ」とは無関係で、チョコレートシロップでモカのような酸味を出すことから命名されました。
カプチーノ
カフェラテにフォームドミルクを加えたコーヒーです。
カフェ・マキアート
エスプレッソにフォームドミルクを加えたコーヒーです。
アメリカーノ
エスプレッソのお湯を多くして、濃度を下げたコーヒーです。アメリカン(ドリップコーヒー)と混同しないようご注意ください!
ラテアートとデザインカプチーノの違いは?
飲むのがもったいなくなるようなコーヒー「ラテアート」「デザインカプチーノ」が若い人に人気ですが、両者の違いはいったいどこにあるのでしょうか?
エスプレッソに細かく泡立てたフォームドミルクを注ぎながら模様を作ると、画像のようなラテアートになります。曲線が美しいハート・リーフ・花柄などが特徴です。
カプチーノのフォームドミルクの表面にチョコレートシロップ・ココアパウダーなどで絵を描くと、デザインカプチーノになります。この記事の一番最初の画像がデザインカプチーノにあたりますね。
最近では食紅などでカラフルにしたもの、フォームドミルクで立体的なデザインを作ったものなど、いろいろな種類のコーヒーアートが登場しています。
コーヒーに詳しくなれば、カフェお出かけの楽しさもアップ
いかがでしたか?コーヒーの種類をひととおり知っていれば、オシャレなコーヒーショップでもスマートにオーダーできそうですね。もちろんコーヒーに詳しくなくても店員さんに笑われたりすることはないので、わからないことはどんどんたずねてみましょう。オススメの飲み方やトッピングなどについて、そっと教えてくれるかもしれませんよ。