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色・味・香りの3拍子が揃った新茶の季節です!飲んでよし、食べてよし!?お茶(緑茶)習慣をはじめよう

5月上旬から中旬にかけては、新茶の季節。その年の春に出た芽を摘んで製造されたお茶(緑茶)のことで、一番茶とも呼ばれます。魅力は、きれいな色、ほのかな甘味と旨味、そして香り。おいしいお茶請けがあれば、ティータイムは至福のひとときになること間違いなしです。
あまりにも身近すぎて忘れがちですが、カテキンをはじめとした健康効果にも優れ、お茶がらも活用できるというエコな食材でもあるお茶。ぜひ新茶を味わいながら、お茶の魅力を再発見しませんか?

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葉を摘む時期や製造法によって呼び方が変わる、お茶の種類のお話

Stock Photos, Royalty-Free Images and Vectors - Shutterstock

出典:https//www.shutterstock.com

ひと口に「お茶」といいますが、葉を摘む時期や製造法によって、呼び方はさまざまです。

摘む時期でいうと、5月上旬から出回る「新茶」、続いて「二番茶」「三番茶」「秋冬番茶」。中でも新茶は、色・味・香りの3拍子が揃った時季限定のものです。

製造法で分けると、一般的に広く親しまれているのが「煎茶」です。摘み取った茶葉をすぐに蒸し、揉んで製造するもの。蒸す時間によって、等級や呼び名が変わります。

そのほか、最高級のお茶として知られる「玉露」や「かぶせ茶」、茶道でおなじみの「抹茶」、茎を集めた「茎茶」、煎茶や玉露の製造工程でできる「芽茶」や「粉茶」、等級は高くないもののさっぱりとした味わいで安く手に入る「番茶」などがあります。

緑茶といえば「カテキン」そのパワフル効果

お茶は健康効果も抜群です。いちばんよく知られているカテキンは、お茶の渋味成分で、ポリフェノールの一種。とってもパワフルで、インフルエンザや風邪の予防に効果のあることがわかっていますが、それだけではありません。

1.抗菌、殺菌作用
食中毒の原因となる菌を殺菌するほか、胃炎を引き起こすピロリ菌を減らす効果があることもわかっています。

2.抗ウイルス作用
ウイルスが粘膜に感染することを防ぐ作用があり、お茶でのうがいや室内へのミストが効果的です。

3.活性酸素の除去
病気や老化の原因となる活性酸素を除去したり、生成を抑制したりする働きがあります。

4.コレステロールの上昇を抑える作用
悪玉コレステロールを抑制し、善玉コレステロールを増やす働きのあることが報告されています。

5.アレルギー症状の緩和
アレルギーの原因物質を抑制し、症状を緩和するという研究結果が出ています。

6.体脂肪や内臓脂肪を減らす
肝臓の脂肪代謝機能を促進することが、研究の結果明らかに。

このほか、口臭予防、虫歯予防、血糖値や血圧の安定など、もりだくさんの健康効果があるといわれているカテキンなのです。(※1)

カテキンだけじゃない!緑茶は栄養成分が豊富

お茶に含まれる成分は、カテキンだけではありません。水溶性、脂溶性、両方の栄養成分がバランス良く含まれています。

・ビタミンACE
美容に効くビタミンA、C、Eをまとめて「ビタミンACE(エース)」といいますが、お茶にも含まれています。しかも、お茶のビタミンCには、熱を加えても壊れにくいという嬉しい特徴があるのです。

・ミネラル
老廃物の排出を促すカリウムのほか、カルシウム、リンなどのミネラル成分も含まれています。

・テアニン
テアニンは、甘味や旨味成分。お茶ならではのアミノ酸で、リラックス効果があります。

・カフェイン
お茶の苦み成分です。眠気を覚まし、頭をすっきりさせてくれる効果があります。

新茶&お茶のおいしいいれ方

ここで、お茶のいれ方をおさらいしておきましょう。
まず茶葉は、1人分はティースプーンで2杯くらい。冷たいお茶にするときは、3杯くらいに増やします。

適しているのは硬度30~80くらいの軟水です。ミネラルウォーターを使う場合は、硬度を確認しましょう。

日本の水道水は軟水ですが、含まれているカルキ(塩素)がお茶の味に影響を及ぼしてしまいます。水道水を使うときは、沸騰したらやかんのふたをはずし、3分~5分沸騰状態をキープ。こうするとカルキが抜けて、おいしいお茶が入れられます。

お湯の温度と浸出時間

お茶の種類でお湯の温度と浸出時間を調節してください。
注いでいる最中も、お茶の葉からは旨味や有効成分が出ています。最後の1滴まで注ぎきり、おいしさと栄養分を余すところなくいただきましょう。お湯が残っていると苦味が出てしまうので、2煎目をおいしく入れるためにも注ぎきることが肝心です。

<新茶の甘味を引き出すポイント>
・お湯の温度:70~80度
・浸出時間:40秒~1分程度
・アドバイス:沸騰したお湯をいったん湯のみに入れ、1分20秒ほど置いてから急須に。こうすると、だいたい80度くらいの温度になります。ぬるめのお湯でじっくり浸出させることで、甘味が引き出されます。

<煎茶の旨味を引き出すポイント>
・お湯の温度:上級煎茶80度、中級煎茶90度
・浸出時間:30秒程度
・アドバイス:沸騰したお湯を急須に注ぐと、だいたい90度になります。上級煎茶の場合は、沸騰したお湯をいったん湯のみに入れ、1分~1分20秒ほど置いて湯のみから急須へ。

これからの季節に!マイボトルの冷茶作り

暑い季節は、きーんと冷えたお茶がたまりません! 市販されているのですぐに手に入りますが、ぜひ自分で入れたお茶をマイボトルで持ち歩きませんか? 毎日飲むものはできるだけシンプルな素材にしたいですし、濃い・薄いのお気に入り、作り立ての味がいつもでも楽しめます。

<用意するもの>400ml分
・マイボトル
・お茶の葉(ティースプーン3杯)
・計量カップ
・冷たい水(400ml)
・茶こし

<作り方>
1.計量カップにお茶の葉を入れる。
2.計量カップに冷たい水400mlを注ぎ、3分置く。
3.3分経ったら、スプーンなどで軽く混ぜる。
4.茶こしを使い、計量カップからマイボトルへ注げば出来上がり。

<アドバイス>
・お茶の葉を多めにすることがポイントです。
・マイボトルに好みで氷を入れてもOK。
・保存が効かないので、作った日に飲み切りましょう。

アイディア次第!使えるお茶がら

お茶を入れた後のお茶がら、捨てるのはちょっと待って。脂溶性のβ-カロテンやビタミンE、食物繊維、カテキンの抗菌効果や脱臭作用は、お茶がらにも残っています。食事に生活シーンに大いに役立てましょう。

食事に

食べるなら、深蒸し茶や上級煎茶がおすすめ。番茶だと、ちょっと苦味が勝るかもしれません。
ポイントは、3~4回いれて、開ききったお茶の葉を使うことと、時間を置かずに使うことです。渋みが抜け、傷みの心配もありません。

・おひたし…開いた茶葉を取り出して軽く水分をしぼり、かつお節とお醤油をかけるだけ。ほんのりとした苦味が大人の味です。
・ふりかけ…お茶がらをお皿に移し、カラカラになるまでレンジでチン。指で軽くすりつぶして砕いたら、塩、カツオブシ、ゴマなどを混ぜてフライパンで軽く炒れば出来上がりです。

生活シーンに

生活シーンに使うお茶は、等級の高くない番茶でOK。

・掃除…湿ったお茶がらをガーゼなどに包んで床やシンクを拭くと、除菌効果も兼ねてきれいに。まな板にも使えます。また、玄関にお茶がらをまいてほうきではくと、ほこりが立たずにゴミを集めることができます。消臭効果にも期待が。
・入浴…ガーゼの袋にお茶がらを入れてバスタブに。消臭、抗菌効果のほか、ビタミンがお肌に効果的。
・脱臭剤…乾燥させたお茶がらを下駄箱や冷蔵庫に。
・肥料…お茶がらは植物を育てる肥料にもなります。虫よけ効果も期待できるようです。

お茶を保存するときのポイント

最後に、お茶の葉を保存するときのポイントをご紹介します。

お茶の葉は、空気に触れると酸化し、風味や香りがあっという間に損なわれてしまいます。茶葉が入っている袋の空気を抜き、茶筒など、密閉できる容器に保存を。使い切りの目安は2週間です。

もしも2週間で使いきれない量がある場合は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存用の袋に小分けにし、空気を抜いて密閉してから冷凍庫へ。使うときは、冷凍庫から出してしばらく置き、常温に戻してください。

新茶でスタート「飲む・食べる・使う」のお茶生活

お茶が大好きという人も、ふだん飲まないという人も、1年に1度、短い新茶の季節に、お茶生活をスタートさせてみませんか? 栄養を丸ごと摂取したいと思うなら、お茶の葉を細かくした粉末茶やお抹茶もおすすめ。自宅でだったら、作法を気にすることもありません。楽しんだもん勝ちです。

飲んでよし、食べてよし、その後の利用価値もあるお茶。どうぞお試しあれ。

【参考資料】

※1「~緑茶と健康のメカニズム~機能効用ナビゲーション2013」静岡県経済産業部 農林業局 茶業農産課

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