チーズって太るの?!そんな心配をする人が多いようです。実際のところはどうなのでしょうか?そもそもチーズはミネラルやビタミンを豊富に含んだ健康維持に優れた効果を発揮する食材として知られています。チーズ発祥の地と呼ばれるイタリアでは古代ローマ帝国の時代から保存食として活用されていました。
今回はイタリアチーズの栄養素とカロリーについてじっくり掘り下げてみようと思います。
イタリアチーズは栄養素の宝庫!
牛乳を原料にして作られたチーズは牛乳の栄養分が豊富に詰まっています。硬いチーズにはカルシウムやタンパク質を多く含んでおり、吸収率も他の食材と比較して高いので日本人に不足しがちなカルシウムを効率良く摂取できる食材。さらにリン・鉄、ナトリウム・カリウムなど人間の生命維持に欠かせない成分やビタミンをバランス良く含んでいます。ただしビタミンCと食物繊維は含んでいないので野菜や果物と一緒に摂取することが必要です。またチーズは健康だけではなく美容にも優れた効果を発揮してくれるのです。チーズにはビタミンA・B2が豊富にあり、どちらも皮膚や粘膜を健康に保ち、肌を若々しくしてくれる働きがあります。これらのことから総じてチーズは女性にとっては美容や健康のためになくてはならないものと言えるのです。
ゴルゴンゾーラチーズで腸内環境を改善!
腸内環境を改善する効果のある乳酸菌。乳酸菌の多く含まれる食品にチーズがあることをご存知でしたか?チーズには乳酸菌の増殖を促進する効果があるとされています。乳酸菌が持つ整腸作用で便秘が改善し、ダイエットにも効果がでます。なかでも青カビタイプのチーズが乳酸菌成分を特に多く含んでいるようです。イタリアチーズで青カビといえば、「ゴルゴンゾーラ」ですよね。便秘で苦しむ女性がぜひ摂りたいチーズです。
そして気になるカロリー値
ナチュラルチーズ100グラム当たりのカロリーが約350Kcalと言われています。ブルーチーズは349Kcal、モッツァレラチーズは248Kcal、リコッタチーズは146Kcal、超硬いタイプのパルミジャーノチーズ374Kcal、マスカルポーネが434Kcalです。プロセスチーズは339Kcal。普通牛乳が67Kcal。ご飯一杯分(成人普通盛り分量)で235Kcalですからやはりチーズの全体的にカロリー値が高めと言わざるを得ません。(ただし低カロリーのリコッタやカッテージチーズは除く)だからと言ってチーズは太りやすいのでしょうか?そもそもチーズ1切れ程度であればカロリー値はそれほど気にするものではないのです。チーズで太る原因は食べすぎ。適量を毎日少しずついただけば逆にダイエット効果に繋がる優れた食材といえるのです。どうしてもカロリーが怖くて・・・なんて方は低カロリーのリコッタがオススメ。朝食にパンと一緒に召し上がる習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
カロリーを極端に気にかけて太ることを心配したり、偏食気味のダイエットでチーズを今まで避けていたのならこれを機会に考えを改める必要があるようです。イタリアチーズは栄養価も高く美肌効果や整腸作用も期待できます。チーズは日本人が不足しがちなカルシウムを補ってくれる食材。食べ過ぎに注意さえすれば万能薬ともなりうる食材。ぜひ毎日の食事にとりいれてみませんか?