男性が何気なく聞いたつもりでも、女性にとってはあまり嬉しくない話題であることも多いもの。無意識にした質問が、実は、女子を嫌な気持ちにさせているかもしれません。5つの質問について心当たりがないか、チェックしてみましょう。
いくつであっても女性にとって年齢はデリケートな話題
「年齢は?」という質問は、相手のプロフィールを知るためには、わかりやすい話題ですよね。男女問わず、多くの書類には何の気なしに記入する事柄でもあり、特別隠すこともないように感じられます。
ただ、プライベートな会話の中での年齢は、多かれ少なかれ見た目の印象と切り離せない感想を抱かせるものです。例え口に出さなくても、年齢を聞けば「意外と若い」「思ったより年上」などと考えてしまいませんか。そういった年齢の話題は、できれば女性としては避けたいものです。
また、女性の年齢に価値を見出す男性が存在するのも事実です。男性が単純に相手の年齢を聞きたい場合でも、その質問を投げかけただけで、女性としては自分を値踏みされているような気分になってしまうのです。ごく自然な会話の流れで年齢が知れるまでは、直球の質問をしない方が無難と言えるでしょう。
ひょっとしたら嫌味になるかもしれない結婚に関しての質問
適齢期の女性が独身であると、尋ねたくなるのが「どうして結婚しないの?」。ですが、結婚は大体において恋愛から発展するもの。結婚についての質問は、かなりプライベートに踏み込むことと知っておきましょう。
個人によって結婚観はさまざまであり、差し迫って結婚をしたくないと考えている人もいれば、結婚を強く望んでいる人もいます。結婚したくない人にとっては、結婚の話題は大きなお世話であり、結婚を望んでいるのにうまく恋愛が進んでいない人にとっては、深く傷つく可能性のある質問です。まして恋愛の相手がいなければ、その質問は嫌味にしか聞こえません。
少し想像力を働かせて、デリカシーのない質問は避けるようにしましょう。
答え合わせのできない、今までつき合った彼氏の数
女性が質問されて、答えに窮するのが「今までつき合ったことのある彼氏は何人?」という問いかけ。返事は単純に数字でよいわけですが、年齢と同様に、その数字には意味が伴ってきます。
年齢とは異なり、正直に答えても、そうでなくても、質問者には永遠に正解はわかりません。そこでまず、女性には正直に言うべきかどうかの選択が生じます。
年齢のわりに少ない人数であれば「ばかにされるのでは?」、逆に多い人数であれば「軽い女と思われる?」と女性の心中は複雑。男性の反応が気になるところで、できれば平均あたりを答えたいというのが女性の本音でしょう。
とはいっても、女性自身の年齢や男性の考え方によって、その平均にも明確な正解がないのが実情です。頭の回転がよい女性ほど難問となり、質問した男性は面倒なことを聞く人だと思われかねません。
女性との距離で受け取られ方が変わる休日のスケジュール
女性と同席したときに、会話が滞ると口にしてしまう「休みの日は何をしているの?」という話題。確かに、同性なら、それを尋ねることで相手の趣味や嗜好を知るきっかけとなり、そこから新たな会話が広がっていく可能性もあります。
しかし、休日をともに過ごすわけでもない男性からのその質問は、プライベートルームに土足で侵入されているような気分になってしまうもの。単に話の糸口として聞くのであっても、女性の側としては個人を詮索されているように感じてしまうことも。
とはいっても、今後休日を一緒に過ごしたいと考えている相手からなら好ましく感じる質問でもあるので、相手との距離をしっかり測った上で、尋ねるようにしましょう。
職場でセクハラになる質問はお酒の場でもハラスメント
普段の自制心がゆるむのか、本音が出てか、お酒の席で多くなるのが、性的な質問です。そういった話題になっても、多くの女性は、日頃の人間関係を考慮して、あからさまに嫌な顔をしません。
もちろん女子であっても、同性の友人相手ならエッチな話が皆無というわけではありませんが、男性との会話は別。生々しい応答の中で男性の頭に具体的な絵が空想されることを女性は嫌がります。例え、場を盛り上げようとしての質問であっても、そういった可能性を冷静に感じ取ってしまい、表面上はにこやかに笑っていても、返答に困惑している場合が多いのです。
職場でセクハラとなるような話題は、例えお酒の場であってもハラスメントになると心得ておきましょう。
まとめ
「その質問は失礼」と、面と向かって指摘する女子はあまりいません。自分ではうまくコミュニケーションを取っているつもりでも、実は、知らず知らずのうちに相手の嫌がることを質問し、心の中でそっぽを向かれているのかも。質問するなら、大人のマナーとして女性の気持ちに配慮する内容にしたいものですね。